セブの子どもたちのうち、小学6年生とハイスクール10年生・12年生は、まもなく卒業を迎えます。
フィリピンでは、2020年3月以来、新型コロナ感染症による隔離措置やロックダウンが長期間続きました。
未成年や高齢者が外出禁止になるなどの厳しい措置が取られ、一時期学校も休校になりました。
その後、学校が再開してからも約2年半にわたりリモートでの授業が続きましたが、貧しい家庭の子どもたちはオンライン授業を受ける環境がないため、モジュラー学習という自宅でのプリント学習を選択するほかなく、授業についていくのに苦労したようです。
この間、アガパイでは大学生ボランティアによる学習支援を行い、なんとか学力の向上を図ることができました。
今年度になって、ようやく対面での授業が再開されましたが、授業の遅れの影響で、卒業式は例年より3ヶ月ほど遅く、6月下旬から7月初めに行われる予定です。