アクティビティに参加しているアガパイ の子どもたちは、意外と、こぎれいな服を着ていると思いませんか?
実はこの服装は、子どもたちにとっては、精一杯のおしゃれなんです。
子どもたちは、普段、着古した服を着ていることが多いのですが、アクティビティの時には、なるべく見栄えのいい服に着替えて参加しているようです。
中には、サイズが合わないTシャツを兄弟で着回していたり、いつも同じ服を着ているのを見かけます。
古着
フィリピンにはオカイオカイという古着屋さんがあり、日本のリサイクル・ショップのように質がいいとは言えないものの、とてもリーズナブルな値段で服が売られています。
中にはきれいに服が整理された店もありますが、ただ古着が山積みになっている店もあります。
売られている古着は、海外から大量に仕入れているとのことで、スポーツブランドのシャツやハングルがプリントされたものなど様々です。
ユニフォーム
アガパイでは、アクティビティのユニフォームのようなものは揃えていません。
これには予算的な事情もあるのですが、アクティビティに参加する子どもたちを限定しないため、というのも理由のひとつです。
アクティビティでは、定期的に大学生ボランティアによる学習支援やモラル教育をしています。
参加する子どもたちを選別・排除することなく、奨学生でなくても、興味や意欲のある子どもは自由に参加できるようにしています。
学ぶチャンスは平等に与えられるべきであると考えています。
日頃の子どもたちの服を見ると、ユニフォームがあれば...と申し訳ない気持ちになることもあるのですが、当分、自前の服で参加してもらうことになりそうです。